■7日目…4月4日(月)…その6
プラハ
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プラハ城のギガントの門→第一の中庭→マティアーシュ門(マティアス門)→第二の中庭と進み、チケット売り場で350Kč(約1900円)のロングツアーのチケットを購入。
まずはCの建物に入ります。
・Obrazárna Pražského hradu (オブラザールナ・プラシュスケーホ・ハラドゥ) プラハ城絵画館
※館内は撮影禁止なので、公式サイトから引用した内部の画像です。
ここはかつて厩舎がありましたが、神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世(皇帝在位1576~1612)によって建て替えられ、現在は彼の手によって収集された絵画が多数展示されています。
ルドルフ2世(1552~1612)
神聖ローマ皇帝ルドルフ2世(在位1576~1612)
ボヘミア王ルドルフ2世(在位1575~1611)
ハンガリー王ルドルフ1世(在位1572~1608)
オーストリア大公ルドルフ5世(在位1576~1608)
ルドルフ2世は芸術に造詣が深く、彼の統治時代、たくさんの絵画が集められましたが、その一部は後の30年戦争(1618~1648)でスウェーデン軍に 持ち去られ、また18世紀に皇帝ヨーゼフ二世(マリア・テレジアの長男)によって売却されたため、現在はルドルフ二世の治世当時より数は減っていますが、 それでもたくさんの絵画がところ狭しと展示されています。
一通り絵画を鑑賞して、次に進みます。
第三の中庭に建つ巨大な建物が見えてきました。
・Katedrála svatého Víta (カテドラーラ・スヴァテーホ・ヴィータ) 聖ヴィート大聖堂
プラハ大司教の主座であるこの大聖堂の正式名称は「聖ヴィート、聖ヴァーツラフ、聖ヴォイテフ(Vojtěch)大聖堂」と言い、まさにゴシック建築の代表例で、チェコでももっとも大きな建物の一つです。
この場所に最初の教会が建てられたのは925年のことで、ボヘミア公ヴァーツラフ一世によってロマネスク様式のロトンダ(円形建築)が建設されました。
1060年にプラハに司教区が置かれ、礼拝に訪れる信者も多くなったため、ロマネスク様式の巨大なバシリカが建てられました。
1344年からカレル4世がフランスから招聘した建築家によりゴシック様式で建築が始まり、途中中断はあったものの、1929年に完成しました。
この大聖堂で歴代のボヘミア国王の戴冠式が行われ、現在ではチェコ大統領の任命式が行われています。
↓正面入り口を撮影
すぐ後ろに建物があるので、建物全体を収めることができません。
向かって左側の入り口から入ります。
幅60m、奥行が124mもある巨大な大聖堂です。
↓大聖堂の見取り図(左側面の上部に入口があります)
窓からはステンドグラス越しに光が注ぎます。(外は晴れたみたい)
内陣は目もくらむような高い天井、重厚なゴシック様式に圧倒されます。
↓大聖堂正面の上部にある薔薇窓の裏側
アルフォンス・ミュシャ(=ムハ)製作のステンドグラスが目を奪います。
↓もっとも有名なミュシャの作品「聖キリルと聖メトディウス」は、大聖堂の身廊の北側にあります。
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