ドイツ~チェコ旅行7日目…4月4日(月)…その5

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■7日目…4月4日(月)…その5

  プラハ
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スメタナ博物館を見学した後は、カレル橋を渡ってプラハ城を目指します。

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 プラハ城への道すがら、ちょっと迷ってヘンな方向に行ってしまいましたが、何とか辿り着きました。

 

・Pražský hrad (プラシュスキー フラト) プラハ城

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 ヴルタヴァ川の西岸、フラッチャニの丘の上からプラハの市街を睥睨(へいげい)する歴代のボヘミア王、神聖ローマ皇帝の居城。

現在はチェコの大統領府が置かれています。
 

870年頃、城壁と聖マリア教会が建てられ、修道院や聖ヴィートのバシリカは900年代初頭、ロマネスク様式の王宮が1100年代に建てられ、1300年代には、ボヘミアの黄金時代を築いた神聖ローマ皇帝カール4世(=ボヘミア国王カレル1世)の統治の下、王宮がゴシック様式で再建され、城砦として強化されました。

大聖堂を中心にそれぞれの時代に建てられた建物が続き、幅は平均130m、長さは570mにも及びます。

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A - 第一の中庭 / I. nádvoří Pražského hradu
B - 第二の中庭 / II. nádvoří Pražského hradu
C - プラハ城絵画館 / Obrazárna Pražského hradu
D - ミフルカ火薬塔 / Prašná věž – Mihulka
E - 第三の中庭 / III. nádvoří Pražského hradu
F - 聖ヴィート大聖堂 / Katedrála sv. Víta
G - 旧王宮 / Starý Královský palác
H - 聖イジー修道院 / Jiřský klášter
I - 聖イジー教会 / Bazilika sv. Jiří
J - ロジュンベルク(ローゼンベルク)宮殿 / Rožmberský palác
K - 黄金小路 / Zlatá ulička
L - 最高城伯管理事務所 / Nejvyšší purkrabství
M - ダリボルカ / Daliborka
N - クラーロフスキー(ベルヴェデーレ)宮殿 / Královský letohrádek

 

↓城の東側
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門に向かって立つ像は、チェコスロヴァキア共和国初代大統領トマーシュ・マサリクの像です。a_4_1_1310651670.jpg

 

 ・Sousoší zápasících gigantů (ソウソシィー・ザパシーツィ・ギガントウ) ギガントの門

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衛兵が守る最初の門は「ギガントの門」といいます。ギガントとは巨人族という意味で、ギリシャ神話に登場する、天空神ウラヌスと大地の女神ガイアの間に生まれた巨人族ギガース(ジャイアント、ギガント)のことです。

門の前には、衛兵が直立不動で待機しています。
門を守る衛兵の仕事は非常に栄誉のある職務で、微動だにしない衛兵と並んで写真を撮る観光客も多いのですが、中には、ちょっかいを出したり、笑わせようとしたりする不届きな輩も多いとか・・・。

まじめに城門を守っている衛兵をからかってはいけません。手(パー)

門の上部には“戦う巨人”という逞しい彫像があります。
1770年にイグナーツ・プラッツェルによって製作され、20世紀になって複製されたレプリカです。

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↓左の彫像・・・鋭利な刃物で魔物(?)を仕留めようとしています

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↓右の彫像・・・棍棒で魔物(?)を退治しています。

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 その先に第一の中庭(A)、マティアーシュ門(マティアス門)→第二の中庭(B)と続きます。

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・Matyášova brána (マティアーショヴァ・ブラーナ) マティアーシュ門

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バロック様式の凱旋門のようなこの門は、神聖ローマ皇帝マティアスの統治時代の1614年に建設されました。

上部を見上げると・・・

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上部中央には“D. MATTHIAS EL ROM. IMP. S. AVG. HVNG BOH. REX. 2C. F F ANO MDCXIV”とラテン語で書かれてあり、その意味は、「ボヘミアとハンガリー両国の王であるマティアスは、ローマ皇帝に選出された。これを記念し 1614年に建設」となります。

↓マティアーシュ門をくぐり第二の中庭へ・・・
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第二の中庭には、画像の向かって右側には噴水が、中央には鳥かごのようなものがあります。

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これは井戸で、誤って落ちないように網をかけているんだとか。


・Kohlova kašna (コホロヴァ・カシュナ) コール噴水 

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第二の中庭にあるこのバロック様式の噴水は、1686年に設置されました。


プラハ城の敷地(中庭やカフェ、売店など)は無料で入れますが、城内に併設されたそれぞれの博物館に入るにはチケットを買う必要があります。

入館が限られているショートツアーと、全館に入場できるロングツアーの二種類があります。
またチケットの有効期間は当日と翌日の二日間あるので、慌てることなくゆっくりと見学できます。
もちろん私が買ったのは、350Kč(約1900円)ロングツアーのチケットです。

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