■7日目…4月4日(月)…その3
プラハ
━━▲━━
旧市街広場からヴルタヴァ川に架かるカレル橋に向かいます。
雲行きがアヤシイと思ったら、やはり雨が降ってきました。
さいわい折り畳み傘を持っていたので助かりましたが、昨日の快晴で温暖な気候はどこへ行ったのか・・・雨は本降りで肌寒いです。
とりあえずカレル橋にやってきました。橋の入り口には塔が建っています。
橋のたもとには、王とおぼしき像が建っています。
・Pomník Karla IV (ポムニーク・カルラ・シュテゼィ) カレル4世の記念像
1849年にプラハ・カレル大学創立500年を記念して建立された像で、右手には剣ではなく大学創立許可証を携(たずさ)えています。
ボヘミア王カレル1世、神聖ローマ帝国皇帝カール4世(1316~1378)は、文人皇帝として知られ、宮廷をプラハに置き、金印勅書の発布や大学を創設、教皇のローマ帰還への尽力などで知られています。
・Karlův most (カルロゥフ・モストゥ) カレル橋
プラハ市内を流れるヴルタヴァ川(モルダウ川)に架かっているヨーロッパに現存する最古の石橋で、神聖ローマ皇帝カール4世(ボヘミア王カレル1世)の治世のもと1357年に建設が始まり1400年に完成しました。1841年までプラハ旧市街とその周囲をつなぐ唯一の橋でありました。
もともと「kamenný most(カメニー・モストゥ=石橋)」、「Pražský most(プラツキー・モストゥ=プラハ橋)」と呼ばれていましたが、1870年に「Karlův most (カルロゥフ・モストゥ) カレル橋」と命名されました。
橋の幅は10m、長さは516mあり、16連のアーチから構成されています。
橋の両岸には塔があり、欄干には聖人やチェコの英雄を表現した30体の彫刻が並んでいます。これらの像は1600年代後半から建てられていきました。
中には、バロック時代からのオリジナルの像もあれば、19世紀になって複製されたレプリカや、20世紀になって作られたレプリカのレプリカというようなものまでもあります。
さっそく橋を渡ってみます。
物売りや大道芸人、多くの観光客で賑わう橋ですが、雨は本降りになってきて、ゆっくりと欄干の彫像などを鑑賞している余裕はありません。
雨のせいで観光気分も半減どころか、ホテルに戻って籠っていたい気分にすらなります・・・。(´・ω・`)
とりあえず屋根の下に避難です。
お昼近くなりお腹もすいてきたので、ガイドブックを参考に地下鉄に乗ってマクドナルドに行くことにしました。
地下鉄に乗ります。
エスカレーターで下りますが、かなり長く、駅のホームは深いところにあります。
地下鉄A線のStaroměstská(スタロムニェスツカー=旧市街)駅から2つ先のMuzeum(ムゼウム=博物館)駅に向かいます。
↓地下鉄車両はこんな感じ
ムゼウム駅を出たところには、国立博物館が建っています。
その向かいには聖ヴァーツラフの騎馬像が建っています。
マクドナルドで食事です。
通貨がユーロのところでは、ハンバーガー、チーズバーガー、チキンバーガー、シェイクなどが1個1ユーロ(約128円)ですが、チェコの通貨はユーロではない(チェココルナ)ので、どうなっているのかと思いましたが、それぞれ20Kč(約109円)でした。
食したのはチキンバーガー、ハンバーガー、シェイクで60Kč(約327円)。
社会主義国時代(~1989年)には存在していなかった西側陣営のファーストフード店は、ここでも大盛況です。
ガイドブックを見ながら食事をしつつ、どこへ行こうか検討した結果、今一度地下鉄に乗って、カレル橋のたもとにあるスメタナ博物館に行くことにしました。
・Muzeum Bedřicha Smetany (ムゼウム・ベドジハ・スメタニティ) スメタナ博物館
ヴルタヴァ川を望む建物(↑左側)で、ラジャンスキー宮殿と呼ばれ、スメタナ先生は実際に1863~1869年(39~45歳)まで住んでいました。
眼下にヴルタヴァ川が流れ、対岸にプラハ城を望むことができるこの風景・・・なんという恵まれた立地なんでしょう♪
当時、スメタナ先生が見ていた景色と殆ど変わっていないのではないでしょうか?
博物館前のスメタナ像、川に架かるカレル橋、その向こうの丘にはプラハ城が見えます。
▲「7日目…4月4日(月)…その2」へ【戻る】
●「2011年ドイツ~チェコ旅行」へ
▼「7日目…4月4日(月)…その4」へ【進む】