■5日目…4月2日(土)…その3
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ロケット城に入城していきなり地下牢獄&拷問部屋に迷い込んでしまいましたが、この城には他にもいろいろな展示物があります。
建物や設備(トイレや階段、歩廊など)も中世の時代のものを再現してあります。
1795年に大火に遭い消失→再建された部分もあるので、すべてが当時のものというワケではないのですが・・・。
↓城内に展示されているロケット城の模型
城の中央にベルクフリート(主塔)と中庭があり、それを囲むように建物があります。
↓城内
だだっ広い部屋に家具がちょこんと置かれてありますが、天井には唐草模様が描かれています。
壁は石やレンガを積み上げ、漆喰(しっくい)を塗ってあります。
↓昔のトイレ
トイレは張出した部分に造られ、ここに座り用を足すと汚物はそのまま外にポイって感じで捨てられていました。
↓屋根つきの歩廊
実際に歩いてみると、思ったより狭くて、天井に注意しながら通行しないと危険です。
↓陶磁器、ガラス細工(クリスタル?)展示室
18世紀後半(1750年以降)にロケットは陶磁器製品の生産が盛んになりました。この展示館には昔の貴重な陶磁器などを見ることができます。
↓武器・武具展示室
↓考古学展示館
城の中で一番古い部分のようで、築城当時の遺構とオリジナルの壁面画(へきめんが)が見えます。
また、出土した土器や石碑なども展示されています。
↓城内礼拝堂
細かく紹介するとキリがないので、詳細はサイトの方で紹介していきたいと思います。
一旦中庭に出て、ベルクフリートに登ります。
ここのベルクフリートは26mの高さです。
この石組みの細い通路もなかなか趣があっていいですね♪
いよいよベルクフリートに入ります。
この塔にはドラゴンが棲むという言い伝えがあるそうで、塔の地下部分にはドラゴンが目を光らせていました。
木製の螺旋階段を上り、最上階を目指します。
塔の内部はそこそこの広さがありますが、あるのは階段と狭い踊り場だけです。
↓塔の最上階
最上階も特に何もなく、小窓から外の景色を眺められるだけです。
塔の最上階(↓白い三角の部分の内部)の天井を見ると、太い梁が組まれ、屋根を支えています。
そして下を覗くと・・・螺旋階段と、地下にドラゴンが見えます。
どこの城もベルクフリートは “単なる頑丈な高い塔” なので、内部はそんなに見るべきものはないのですが、塔からの眺めは最高ですね。
静かな佇まいのロケットの町を眺め、塔を下りてきました。
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