■5日目…4月2日(土)…その1
チェコはEUに加盟していますが、通貨はユーロではなく、チェコ・コルナ(Kč)です。チョココロネではありません。
コルナとは、クラウン、クローン、クローネ・・・王冠という意味です。
1コルナは約5.43円、100コルナは約543円、500コルナは約2715円です。
ヘプ → ロケット → ヘプ
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朝5:30頃起きる。
ホテル ペンションは朝食がないので、持参したインスタントスープとパンと紅茶で済ませました。
今日はヘプから列車を乗り継いで一時間ほどのところにある、Loket (ロケット)という町に行きます。
8:13発の列車に乗るため、ペンションを出ると…
外は霧に包まれています。
朝靄(あさもや)だったらまだ風情があるけど、これは完全に霧で、20メートル先も見えません・・・。
ヘプ駅も霧に包まれています。
ヘプ駅の紹介はまた後ほど…ということで、列車に乗ります。
●Cheb (ヘプ) 8:13発 → Chodov (ホドフ) 8:51着
R613 (Rychlík エリッフリーク=快速列車)
機関車が客車を牽引するタイプです。
ちなみにこの列車は、プラハ本駅行きでした。
ドイツではジャーマンレイルパスを持っていましたが、チェコはかつての社会主義国の名残か、交通費が安いので、切符をその都度買うことにしました。
ヘプからロケットまでは片道73Kč(約396円)、往復146Kč(約793円)ですが、往復切符を買うと割引されて123Kč(約668円)になります。
↓車内
車内はコンパートメント(個室)となっています。
個室と言っても乗り合い列車なので、他人が入ってきて座ることもあります。
まだ朝の早い時間の列車だったので、6人掛けの一室は私一人の貸し切り状態でした。(*^^)v
乗り心地は・・・スピードがあり、ドイツの列車と比べてもそこそこ揺れます。
8:13にヘプ駅を出た列車は、沿線の9駅中2つの駅に停まり、8:51にホドフ駅に到着しました。
●Chodov (ホドフ) 9:05発 → Loket (ロケット) 9:17着
Os27122 (Osobní オソビニー=鈍行列車)
ちょっと老朽化しているものの、車体は短めのカワイイ列車です。
一両編成だから列車でもないわね・・・。(^_^;)
↓車内はこんな感じ、地方の路線バスみたいな感じです。
唸り声のような音を立てて走りだしますが、景色は川沿いの山間部を走っているかのようで、さっきの列車よりも輪をかけて揺れます。Y(>_< ;)Y
Chodov (ホドフ)駅を9:05に出た列車は途中2つの駅に停車し、9:17にLoket (ロケット)駅に到着しました。
線路沿いからはロケット城が見えます。
ヘプ → ロケット → ヘプ
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●Loket ロケット
発音を聞くと、「ロケットゥ」と言っているかな?
「ロケト」とも表記されますが・・・どっちでもいいわ。
小高い山々に囲まれた静かなオフジェ川の河畔にある、小さくてとてもかわいい町です。
「Loket (ロケット)」とは「肘(ひじ)」のことです。町の紋章にも肘が描かれていますね。
ちなみにドイツ名は同じく「肘」を意味する「Elbogen (エルボーゲン)」。
↓町の地図
Google Earthを見ても分かる通り、オフジェ川は町を取り囲むかのようにぐるっと蛇行しています。
ホントに曲げた肘のようですね・・・。
川は地図の左(西)から右(東)の方向に流れています。
ものすごくゆっくりとした流れで、よく見ないと流れているかも分からないほどです。
静かな佇まいの町を抜け、ロケット城に向かいます。