■4日目…4月1日(金)…その4
リヒテンフェルス→コーブルク→リヒテンフェルス→ヘプ
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※ここからチェコ語の表記が出てきます。携帯電話ではチェコ語表記が文字化けする可能性があります。
コーブルクからいよいよチェコのヘプ(Cheb)という町に向かいます。
旅行の際は、列車の時刻表を印刷したり、旅程を大まかに書いた手帳を作り、それに沿って行動しています。
殆ど初めて行く町が多く、無計画でいきあたりばったりだと時間のロスが多く、行きたい所にも行けず、やりたいこともできなかったりするので、前もって計画を立てているのですが、予想外のことは起こるもので・・・。(^_^;)
コーブルクからヘプまで直通する列車はないので、途中で乗り換えなければなりませんが、4つの候補を挙げていました。
コーブルク12:35発→ヘプ15:36着
コーブルク13:32発→(バイロイト滞在)→ヘプ17:36着
コーブルク14:35発→ヘプ17:36着
コーブルク15:32発→ヘプ18:54着
しかし、私自身が勘違いしていて、手帳に書いていた最終列車の時刻が過ぎてしまいました。( ̄ω ̄;)
もちろんこの次の列車がありますが、そんなに本数がないので、ヘプ到着は夜になってしまいます・・・。
コーブルク駅のReisezentrum(ライゼツェントルム=みどりの窓口みたいなところ)に行き、ヘプに行きたいことを伝えます。
ジャーマンレイルパスというドイツ国内は無料のチケットを持っていますが、ドイツ最後の駅からヘプまでの切符が必要です。
切符と一緒に乗換案内の用紙も発行してくれました。
コーブルク16:35発→ヘプ19:45着
この紙の下の部分、色付きの用紙が切符です。
ヘプまでは乗り換えが4回もあります。
・・・まあ、分かっていたことですが・・・。(^_^;)
・・・というワケで、コーブルク駅から陸路でチェコに入国~列車乗り継ぎの旅が始まります。
↓コーブルク駅
●コーブルク16:35 → リヒテンフェルス16:52
RE4111 (レギオナル・エクスプレス=快速)…この列車はニュルンベルク行きです。
リヒテンフェルス駅で一回目の乗換えです。
駅のコインロッカーに入れていた荷物を取り出し、ホームに向かいます。
●リヒテンフェルス17:00 → バイロイト17:56
RE3051 (レギオナル・エクスプレス=快速)…バイロイト終点の列車。
この列車では先頭車両に乗り、運転席のすぐ後ろから動画撮影をしました。
撮影区間:Burgkunstadt → Kulmbach (ブルククンシュタット駅 → クルムバッハ駅)
途中、単線区間の駅で対向列車が遅れてしまったため、この列車も遅れました。
●バイロイト18:18 → キルヒェンライバッハ(町の名前はシュパイヒャースドルフ)18:39
RB32727 (レギオナル・バーン=鈍行)…ヴァイデン(Weiden)行き。
二両編成の少々古い車両です。
列車内は自転車用のスペースがあります。
●キルヒェンライバッハ18:49 → マルクトレトヴィッツ19:05
RE3465 (レギオナル・エクスプレス=快速)
キルヒェンライバッハ駅はシュパイヒャースドルフという村にあり、ドイツでは珍しく都市の名前と駅名が一致していません。
ちなみに「Dorf(ドルフ)」は「村」という意味です。
●マルクトレトヴィッツ19:13 → ヘプ19:45
VBG20883
今までとは違う配色の列車・・・どうやら私鉄車両のようです。
Vogtland Bahn Gmbh(Gmbhは株式会社のこと)、フォクトラント鉄道社を略してVBGと列車名をつけているようです。
約30分の乗車ですが、聞こえてくる他の乗客の会話の言語が明らかに違います。これこそ生のチェコ語です。
乗客(おばさん):「Dnes jsme jeli do Německa nakupovat zeleninu. Myslel jsem, že Německo bylo drahé ~~」
う~ん・・・何を言ってんだかさっぱりワカラン・・・。( ̄ω ̄;)
自動放送の車内アナウンスは、当初ドイツ語だけでしたが、チェコに近づくにつれてドイツ語、チェコ語の順で放送され始めました。
ドイツ語:「Nächster Halt Cheb. (ニヒスター ハルト ヘプ)」…次停車はヘプです。
チェコ語:「Příští zastávka Cheb. (ピリシュティー ザスターフカ ヘプ)」…次停車はヘプです。
●Cheb ヘプ
リヒテンフェルス→コーブルク→リヒテンフェルス→ヘプ
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19:45、ヘプ駅に到着しました。
ドイツに比べて治安の心配もあるので、急いでホテルに向かいます。
印刷して持っていた地図の場所に行きますが、そこには酒場(居酒屋)があり、ホテルらしい建物が見当たりません。
酒場のマスターとお客が出てきたので尋ねてみましたが・・・英語がまったく通じません。
ネットで予約し、印刷してきたバウチャーには「Hotel Májovka (ホテル・マーヨフカ)」とあり、住所や連絡先もありますが、肝心の建物が見当たりません。
そこにあるのは一階に酒場の入ったアパートのような建物です。
酒場のマスターがバウチャーに書いてある電話番号に電話してくれました。
この時点でも何が何だか分からない状態の私・・・。
マスターは身ぶり手ぶり、「ドライブなんたらかんたら」と言っていて、どうやらホテルの支配人が車でこちらに来るということらしいです。
建物はここで合っているようです。
看板もないし、入口もただのアパートみたいで鍵がかかっているし・・・。
小さな表札の部分には「pension」と書いてあります。
ドアには鍵がかかり、呼鈴を押しても誰も出てきません。
意味がワカラン…・・。(οдО;)
30分以上待ったかな?
誰も来なかったら市内の別のホテルに行こうと思っていた矢先、中年のおじさんが車でやってきました。
私の名前を確認して、ドアを開けて建物に入ります。
通路の奥には階段があり、明らかにアパートです。
三階にこのおじさんの部屋があり、支払い手続きをします。
一泊23ユーロ(約2944円)、二泊分の46ユーロ(約5888円)を支払い、四階の部屋に案内されました。
おじさんも英語が分からず、チェコ語で説明してきます。
何を言ってるのかよく分かりませんが、やっと意味が分かりました。
つまりここはホテルではなく、いわゆるウィークリーマンションのようなものでした。
キッチンは共同の、安価で泊まれる宿泊施設という感じです。
鍵の束を受け取り、「チェックアウトの際はポストに入れて帰って下さい。」とのことです。
↓部屋
↓シャワールーム&トイレ
↓共同キッチン
風邪の調子は相変わらずノドの痛みが酷く、シャワーを浴びて早目に寝ました。